
この間、貯蓄型保険に加入しちゃった!
保険に入りながら積立できるからお得だよね♪

実はそうとも言えないかも・・
筆者も昔、ドル建て保険に加入してましたが、今回のことを知って解約・・!
元本は悠に割れましたが、あの時解約してよかったと思っています。
今回は貯蓄型保険の罠ポイントと解約をおすすめする理由について解説していきます!
ご自身の状況と照らし合わせて考えてみてください。
- 貯蓄型保険がNGな理由
- 元本割れしても解約した方がいい理由
貯蓄型保険がNGな理由
貯蓄型保険とは、保険料の一部を積み立てながら医療保障を得られる保険です。
つまり、掛け捨て保険と積立投資のセット商品といえます。
貯蓄型保険には様々な種類があり、
終身保険、養老保険、学資保険、個人年金保険、ドル建て保険などがあります。

お金が戻ってこない掛け捨て保険より、戻ってくる貯蓄型保険の方がよさそうだよね・・?
なんでダメなの?
こういった理由で選ぶ人は多いと思います。
けれど、貯蓄型保険の実態は
- 手数料が高い:年率2%〜3%
- 利回りが低い:年0.5%〜1.5%程度
- 支払い額の割に保険の保証が薄い
など、世間ではぼったくり商品と言われるようなものがほとんど・・
掛け捨て保険と積立投資の両方のパフォーマンスが悪くなっています。
詳しく見ていきましょう。
手数料が高い
商品にもよりますが、ほとんどの貯蓄型保険の手数料は平均2%〜3%と言われています。
手数料の内訳は
- 運用手数料(信託報酬)
- 保険の管理コスト(事務手数料など)
- 保険の保障部分の費用
などなど・・
保険会社も利益や人件費、広告費を得るため、手数料が高いのは当然と言えば当然です。
ですが貯蓄を目的としてるのであれば、手数料は極力抑えて運用したいところ。

2〜3%の手数料って高いの?
これはとっても高いです。
NISAで大人気の「S&P500」や「全世界株(オルカン)」などのインデックスファンドの手数料は0.1%以下。
なんと約20倍もの差があります。
以下のように比較して見てみましょう。
- 積立額:月3万円
- 利回り:5%
- 運用期間:30年
手数料2%の商品Aと手数料0.1%の商品Bの運用結果は・・
商品A:約 1,717万円 (支払い手数料:約444万円)
商品B:約 2,411万円 (支払い手数料:約28万円)
同じ利回りの商品でも、手数料が違うだけで、
約700万円もの差が生じます!

手数料おそろしや・・!
一般的に2%を超えるファンドはぼったくり商品です。
NISAでファンドを選ぶ際にも、手数料には注意して選びましょう!
利回りが低い
貯蓄型保険は一般的に利回りも低いです。
商品によりますが、ほとんどは年0.5%〜1.5%程度 が多くなっています。

でも、私が買ったドル建ての貯蓄型保険は利回り3%って言ってたよ!
ここが貯蓄型保険の恐ろしいポイント。
実は支払った保険料の全てが3%で運用されるわけではありません。
- 販売手数料
- 広告費
- 人件費
- 医療保障費
などなど、支払った保険料からいろんなコストを差し引かれ、
残った一部の金額が3%で運用されるというカラクリなのです。
しかもこの「残った一部の金額」がどれくらいなのかは、保険会社ごとの非公開情報・・
なので、利回り3%で運用されても、支払った保険料から見た年率は0.5~1.5%と低くなっています。

数字マジックに騙されてた・・
貯蓄と保険は分けて考えよう!
保険と貯蓄を両方叶える貯蓄型保険は、実は両方のパフォーマンスが低くなっています。
なので貯蓄と保険は分けて考えることが大切です!
たとえば、毎月3万円を貯蓄型保険に支払っている場合、
・5000円を掛け捨ての生命保険
・2万5000円を投資信託
と分けると、貯蓄型保険よりも貯蓄は増え&保険の保障内容も上がります。
- 貯蓄はインデックスファンドなどの投資信託
- 保険は掛け捨ての生命保険
このように貯蓄と保険は分けて備えましょう!
なお、投資信託は先ほど登場した、
がおすすめ!
過去の実績からも約7%の運用利回りで手数料も0.1%以下と間違いなく優良ファンドです♪

インデックス投資については以下の記事を参考にしてね!
また、「そもそも生命保険などの民間保険は必要か」についても、この際考えて見ましょう。
そちらについては以下の記事で書いています
ちなみに筆者は医療保険はすべて解約しています。
元本割れしても解約すべき?

今解約したら元本割れするんだけど、それでも解約した方がいいの?
「もう少し解約を延ばせば、戻ってくる金額が多いから・・」
と解約を先延ばしにする人は多いでしょう。
筆者も元本割れの状態で解約してしているので、解約時はとても勇気がいりました。
ですが結論は、なるべく早く解約することをおすすめします!
実際に、各年数ごとの損失額を見てみましょう。
以下は、毎月3万円を積み立てた場合の支払い総額と途中解約時の損失額です。
契約年数 | 支払い総額(元本) | 返戻率 | 返戻金 | 損失 |
---|---|---|---|---|
4年目 | 144万円 | 75% | 108万円 | – 36万円 |
5年目 | 180万円 | 80% | 144万円 | – 36万円 |
6年目 | 216万円 | 85% | 184万円 | – 32万円 |
7年目 | 252万円 | 90% | 227万円 | – 25万円 |
8年目 | 288万円 | 95% | 274万円 | – 14万円 |
9年目 | 324万円 | 100% | 324万円 | 0円 |
※一般的な貯蓄型保険の返戻率を元に計算しています。
詳細はご自身の商品と照らし合わせて見てみてください。

序盤はいつ解約しても、損失がほぼ変わらない・・

終盤になると返戻金は上がるけど、そこまで大差ないね・・
実は、元本割れが嫌で頑張って持ち続けても、損失額の回復はとても緩やか。
むしろそれ以上に、時間的な損失があると考えた方が良いでしょう。
たとえば、以下のパターンで詳しく見てみます。
毎月3万円の貯蓄型保険に加入後、
- 4年目で解約し、損失を受け入れた上で、月3万をインデックス投資した場合
- 9年目の返戻率100%まで解約しなかった場合
②は返戻率100%なので、損失額は0円です。
①は解約時に -36万円の損失を被ります。
その後、返戻金108万円を元手に毎月3万円を年利7%のインデックスに投資すると、
5年後には+185万円も利益を得る結果になるのです。
– | 支払い総額 | 返戻金 | 投資成果 | 総利益 |
---|---|---|---|---|
4年目で解約 | 144万円 | 108万円 | 365万円 | +185万円(365万円 – 144万円 – 36万円) |
9年目で解約 | 324万円 | 324万円 | – | 0円(324万円 – 324万円) |

元本割れのリスクだけじゃなく、時間と機会損失のリスクも合わせて判断することが大切なんだね!
解約しない方がいいパターン

じゃあ、みんな解約した方がいいの?
基本は解約をおすすめしますが、例外もあります。
たとえば、以下に該当する場合です。
- インデックス投資を10年以上行う時間的余裕がない人
- 数年後に貯蓄型保険の資金を取り崩す必要がある人

現在50代で、老後資金のために貯蓄型保険に入ってた。
など、50〜60代で貯蓄型保険を解約すると老後資金のゆとりがない人は解約しない方がよいでしょう。
また、教育資金や住宅費のために貯蓄型保険に加入していて、数年後に取り崩す想定だった人も解約しない方が吉。
インデックス投資を行う場合、最低でも10〜15年以上は積み立てる想定でいましょう。
長期で運用すると手堅い結果が得られますが、期間が短いと元本割れリスクもあります。
長期運用を想定できない場合は、引き続き貯蓄型保険で積み立てましょう。
今回挙げた貯蓄型保険は、一般商品の平均をもとに考察しています。
商品によって条件や状況は異なるので、記事を参考にご自身の商品に当てはめて考えてみてください。
まとめ
貯蓄型保険は「貯蓄+保険」のセット商品ですが、
一般的に手数料が高く、運用効率が悪いものがほとんどです。
おすすめできない理由としては、
- 手数料が高い:2〜3%のぼったくり商品が多い
- 運用利回りが低い:利回り3%と言いつつ、実態は0.5%〜1.5%のものがほとんど
- 時間的な機会損失になる:元本割れを受け入れても、自分で投資した方が勝率が高い
実際の解約を考える際は金額の損失だけでなく、時間的損失と機会損失も含めて判断しましょう。
一方、筆者はインデックス投資の長期投資をおすすめしていますが、あくまで長期で投資できる方へのおすすめです。
・短期間でお金が必要な人
・長期で投資する時間的余裕がない人
・今の商品に満足している人
など、ご自身の状況を踏まえて判断していきましょう!

投資に正解はなし!